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2014年4月21日 (月)

第531号『安倍首相、天彦産業を視察』

ダイバーシティ100選に中小企業から数少なく選出された大阪の天彦産業。先週の金曜日、4月18日に、なんと安倍首相が視察に訪れました。

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※視察の様子はこちら(樋口社長のブログへ)

上の写真の左側に写っているのが天彦産業の樋口友夫社長。実は、この日の夜、大阪でGCC(グッドカンパニークラブ)の定例会が開催されました。そして、この日のホスト役が樋口社長だったのです。

「実は今日、首相がわが社に・・・」ということを聞きおよび、一同どよめき、それと同時に賞賛の嵐となりました。

会がとてつもなく盛り上がったのはいうまでもありません。

安倍首相が視察に訪れたのは、女性の活用が進む中小企業の現場をみたいということで実現したものです。同社は特殊鉄鋼業の世界で139年もの長期の歴史を刻んできました。現在の樋口社長の代になって、「社員第一主義」を掲げました。同業の経営者たちからは、何を生ぬるいことを言っていると散々揶揄されたそうです。しかし、樋口社長には、社員が幸福であって、初めて顧客に尽くそうという気持ちになり、それが真の顧客幸福につながるという信念がありました。

それでもあまりに周りの経営者から白い目で見られるため、自分は間違っているのかと悶々とする日もあったそうです。しかし、やはり自分のしていることは正しいと『日本でいちばん大切にしたい会社』の本に出会って勇気が与えられることになります。そこに書かれていた幸せ軸の経営は、まさしく樋口社長が追い求めてきたことだったからです。著者の坂本光司教授に連絡を取り、感謝の言葉を伝えました。

こういう時、坂本教授は愛の手を差し伸べます。すぐに樋口社長に会いに行ったのです。そして、「あなたが正しい。その道を進むべきだ。」と強い支援を約束しました。その後、何度も坂本先生と親交を深めていくようになりました。やがて、本でも紹介され、天彦産業の人本経営が世の中に知られていくようになりました。

同社がとりわけ名声を高めたのは、産休、育児休業後に復職した女性社員が、ネットで海外市場を発掘することに成功するという快挙を成し遂げたことです。中小企業では女性が活躍する余地がふんだんにあると女性の活用を積極的に進めていきました。

鉄鋼業と女性というと、一見活躍は難しいのではないかという先入観がありますが、業種問わず女性が働きやすい職場をつくることで可能性が大きく広がる、ということを強くメッセージされていました。

ただ、いかに制度を充実させるかということではなく、なによりも大切なことはまず風土だといいます。入学式、卒業式、運動会、参観日、介護等々、家庭の事情を優先しながら仕事をすることが当たり前の職場にすること、そしてそれぞれのケースバイケースで個別対応をしていくことが重要だと説かれていました。そうして大切にされた社員たちはその後、とてつもないヤル気を出して素晴らしいパフォーマンスの仕事をしてくれるようになると結論づけておられました。

人本経営の素晴らしさが首相にまで届きました。私たちの仲間からこんな素晴らしい経営者が輩出されて誇らしい限りです。これからますます人本経営者の時代になると、また確信が強くなりました。

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投稿: Pharmb335 | 2014年4月22日 (火) 20時21分

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