1泊4日 東北応援団ツアー参加記
このゴールデンウィーク、法政大学院坂本ゼミで同期だった旅行会社の経営者から「東北応援団ツアー」に参加しないかとの誘いを受けて、岩手に行ってきました。
直接の被害を受けていない地域にも関わらず来訪者が激減しているため二次災害で苦しむ地域は多いといいます。。そこで企画されたのが『東北に行って消費することで経済支援につなげよう』というこのツアー。ボランティア作業支援に経済消費支援がプラスされたものでした。
2日の夜中にバスで発って、東北道をひたすら北上し翌3日に現地入りし、その日は終日被災地でボランティア、そしてその後は観光地に移動し一泊し翌日は現地で消費をしてきて4日の夜に現地を発ちまた夜行バスで5日朝に帰京するという弾丸内容です。
参加者は43名という大所帯。
新宿スバルビル前を2日23:50に出発。
それから延々とバスに揺られ、支援活動の拠点となっている遠野市の福祉センターへ3日9時過ぎに到着しました。
どの被災地に支援に入るかはその時の状況で変わります。
われわれ一行は陸前高田市への派遣が言い渡されました。
遠野からまたバスで1時間半くらいかけてあの壊滅状況にある陸前高田市へ到着しました。
もう2カ月近く経とうというのにあの日のままの姿がまだこれ程残っていようとは・・
高田の松原で唯一残った一本松、モノの哀れさをさそうが現場で数少ない生を感じさせる
作業は被災した家の周りの腐臭場所の洗浄 EM液を大量にまいた
奥にみえるのは魚加工工場、冷凍していたサンマ、鮭、イクラが何トンも街じゅうに流出。
それを回収するのもボランティアの任務
街はこの世と思えない異臭が立ち込めていました。作業後翌日も匂いは取れませんでした。
そんな状態でも、現地の方にお話をうかがうと、全く問題ないくらい改善されたのだということです。
曰く「行政は全く何もやってくれないが、ボランティアの皆さんが大勢入ってくれて、そのおかげで状況が改善された」と大変感謝をされました。
にわかボランティアでは、かえって現地に迷惑をかけてしまうのではないかと危惧しましたが、それは杞憂に終わりました。実際、写真を見ていただければわかるように、まだまだ瓦礫は片付いておらず人手が足りない状態が当分の間は続くことになりそうです。
それほど今回の震災が広範囲に見舞われたということにほかなりません。
ボランティア活動を夕方に終えた後は、鶯宿温泉へ移動して一泊。
翌日は、地元経済支援。
南部煎餅・南部鉄器の急須・かご・前沢牛の焼肉と冷麺・三陸の芽かぶ・一関のつまみわかめ・南部美人純米大吟醸・日高見大吟醸・炭飴・牛タンジャーキー・大船渡の銘菓「かもめの玉子」などなど地元産品の消費に貢献してきました。
今回はフジテレビのクルーがツアーに同行。協力先の「SAVE IWATE」事務局前で
(5/10のスーパーニュースで取り上げられる予定です。)
体を使った直接支援に金を使った直接消費。
地元の人々の笑顔をたくさん増やす貢献性の高いツアーだと感じました。
主催したレイラインでは今後も継続して企画するとのことです。
夏休み、お子さんと参加してみてはいかがでしょう。
オススメです。
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コメント
東北応援有難うございました。!!
大変素晴らしい行為に感動しています。
私も是非参加させていただこうと考えていましたが、
今回は、予定が入っていて残念ながら見送りました。
出来る限り早い時期に現地に入って見たいと考えています。
ご報告有難うございました。
レイラインの小松社長の企画と
参加しました皆さんの勇気ある行動に感謝しています。
投稿: 内山 隆司 | 2011年5月 9日 (月) 10時44分
ツアー参加、お疲れさまでした。とても貴重な経験でした。そして、何よりも同じ空気を吸い、ヨーロッパ往復出来るほどの時間、バスに揺られ続けた仲間意識に酔い、感激しました。「百聞は一見にしかず」改めて感じた次第です。次は、ぜひK社長を連れていかねば・・・
投稿: ためいきおじさん | 2011年5月10日 (火) 11時03分